食育における目標である生涯おいしく楽しく食べるためには、歯とお口は重要な役割を担っており、その基礎は胎児期から作られます。
仲町台駅前どれみキッズデンタルでは妊婦さんの栄養指導から始まり、お子さんの哺乳・卒乳→離乳食→幼児食と成長に合わせたお食事のサポートと楽しい食の経験を提供させて頂きます。
「何を」「どれだけ」食べるかということと、「誰と」「どのように」食べるかにも焦点をおき子どもたちが心身ともに健やかに育つようお手伝い致します。
小児期に栄養バランスの偏った食事や濃い味に慣れてしまうと、肥満や将来の生活習慣病につながってしまい、シュガーコントロールがうまくできていないとむし歯ができてしまいます。また心の触れ合いが乏しい食事をしてしまうと人とコミュニケーションをとることが苦手になってしまい不登校や引きこもりにつながってしまうかもしれません。
健やかな成長につなげる食事には、適切な栄養摂取と良好な食事環境が車の両輪となるのです。
お子さんのむし歯予防は、お母さんのお腹の中にいるころから始まっています。お母さんのおなかのなかで赤ちゃんの歯は作られ、赤ちゃんの丈夫な歯をつくるためにはカルシウム、ビタミンD、ビタミンC、ビタミンA、タンパク質などの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
カルシウム
リン
ビタミンD
ビタミンC
ビタミンA
たんぱく質
母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養が含まれており、特に産後1週間以内のおっぱいは初乳といい、赤ちゃんを細菌やウイルスから守る抗体成分などが豊富に含まれているので赤ちゃんにとって非常に大切です。ただし、母乳保育でなくても問題ありません。現在のミルクの成分は健康増進法(特別用途食品:乳児用調製粉乳)に定められた基準にのっとり、必須栄養成分は十分含まれ、母乳と比較して糖の含量成分に差がないのでむし歯の発生リスクにも差はありません。母乳か粉ミルクかは問題ではなく、哺乳のタイミングや授乳におけるスキンシップ、哺乳姿勢が赤ちゃんのむし歯予防と心身の成長には大切です。どれみキッズデンタルでは赤ちゃんの正しい抱き方やおっぱいのあげ方の教室も開催しています。
ただし、卒乳の時期が遅くなることもむし歯の原因にもなりますので、お子さんの成長に合わせて適切な時期に卒乳することもむし歯予防には重要です。一般的に1歳6か月をすぎての授乳はむし歯リスクを上げるといわれています。どれみキッズデンタルでは歯科医師、歯科衛生士、保育士が連携して適切な卒乳の時期を提案させて頂きます。
赤ちゃんにはうまれてからしばらくの間、哺乳反射(頬に乳首や指を触れるとそれを追いかけて口に入れようとする原始的な動き)や口に入れた固形物に対して舌を出して押し出す反射があります。これがなくなる生後6か月頃から食べ物を口に入れるとごっくんできるようになるので、この時期から離乳食を始めるのが理想です。
下の前歯から生えてきて奥から2番目の第一乳臼歯まで生えそろう時期です。
前歯で食べ物を咬み切って奥歯で噛み砕きます。一番奥の第二乳臼歯が生えていませんのですりつぶすことはできません
最初は手づかみで食べ、3歳近くなるとスプーンやフォークが使えるようになります。
シチュー、あんかけ、グラタン、ポテトサラダのようにスプーンですくいやすいものや、フライ、麺類、ミートボール、果物、ホットケーキなどフォークが使いやすいものを取り入れます。
むし歯菌は特に1歳6か月から2歳6か月のお子さんに集中的に感染しやすく、この時期を特に「感染の窓」と呼びます。そしてお子さんのお口の中の細菌のバランスは3歳ごろに決定してしまいます。つまり、この時期までにむし歯菌に感染しなければ生涯むし歯になるリスクがぐっと下がります。なのでこの時期の食生活や歯磨きの習慣は非常に重要です。
また背筋をまっすぐにして膝を90度に曲げ、両足をしっかり床に着ける正しい姿勢で口唇を閉じてしっかりかむという、食事のときの正しい姿勢もこの時期にきちんと身に着けます。
3歳頃に歯はすべて生えそろうので奥歯で噛み砕き、すりつぶすことができるようになります。
3歳頃のお子さんは大人の半分程度で徐々に強くなっていきます。
手指も器用になってくるのでスプーンやフォークこぼさずに食べられるようになりお箸とお椀、お茶碗を使えるよう練習していきます。
お箸で挟みやすいものを用意してあげ、少し弾力のあるかまぼこなどの加工品や焼き魚、エビなども食べられるようにしていきます。
受け入れられる味覚の幅も広がるので甘未、塩味、うま味のほかに酸味も経験していくと良いでしょう。
この時期は、乳歯が徐々に永久歯に交換して、永久歯列が形成されます。将来の口腔の形態と機能が完成していくこともあり、食育の基本となる歯と口の役割と噛むことの大切さをさらに学習する時期です。
この時期、友人や家族との会食の機会が多くなり、食事をとおして楽しいコミュニケーションを図ることも健全な成長には必要な経験となります。一方で間食や飲み物を自分で選ぶことが増えてくる時期なので、お子さんにしっかり食事や栄養についてお伝えし、自分で体に良いおやつや飲み物を選択できるようにしてあげる必要があります。
おやつはお菓子ではありません。
どれみキッズデンタルではむし歯にならずにしっかりお腹にたまりエネルギーの補給になるおやつをお伝えしてお子さんが自分で選択できるようにしていきます。
保護者の方にはもちろんのこと、お話がわかるようになってきたらお子さん自身が自分の成長のために正しい食事と食べることの大切さを楽しみながら学んでいただけるよう、音楽や歌に合わせて体を動かすリトミック、絵本の読み聞かせ、お絵かき、ごっこ遊びなどを取り入れて笑顔あふれる環境で食育を経験して頂きます。
むし歯になりにくく且つエネルギー補給になる上手なおやつの選び方、むし歯予防のためのキシリトールの摂取の仕方、おっぱいの上手な与え方、卒乳のタイミングとその方法などもお伝えしていきます。
季節の旬の食材を使った料理、お子さんが喜ぶ魅力的な料理、お子さんと保護者の方が一緒に作れる料理などの展示やレシピの提供を定期的に行っています。
お手伝いによってお子さんの食への関心は高まります。料理を通して家族と触れ合うことで、お子さんは精神的に豊かに育ち料理の経験も豊かになり、将来の健康的な自炊へつながります。お子さんが安全に料理に参加できるようなレシピをご紹介させて頂きます。
また、お子さんの食事について相談する相手がいなく悩んで一人で抱え込んでしまっているお母さんは多いかと思います。仲町台駅前どれみキッズデンタルには幼児食インストラクターの資格を有する院長をはじめ経験豊富な保育士が、そんな悩みに耳を傾けお母さんたちの心の負担を軽くし、子育てそのものをより楽しく充実したものになるよう応援していきます!
当院のアシスタントスタッフは全員保育士なのでお気軽にご相談ください。